iPhoneが割れてしまって画面の修理をすることもあるかと思います。
その際、正規店では中々予約が取れず仕方なく非正規店で修理をしようと考える方も多いですよね!?
そんな画面修理ですが実は正規店と非正規店ではディスプレイそれ自体が違う部品を使います。
正規ディスプレイと非正規ディスプレイとは?何か違うの?同じディスプレイでしょ?と感じられるかもしれません。
ですが実は結構修理内容や修理の結果が違うものになります。
今回はそんな
iPhoneの非正規ディスプレイと正規ディスプレイの違い。メリットデメリットは?またお店でバレるの?
について解説いたします!
皆様の参考になれば幸いです。
目次
修理店で非正規ディスプレイはバレるのか?
結論から言うと「確実にばれます。」
まず外見も違うのですがiPhoneを開いてみると一目瞭然というレベルで違います。
筆者は元修理人として色々なディスプレイをみてきたのですが正規部品と非正規部品では明確な違いがあります。
開けるとわかるのですがアップルの正規品には会社を示すロゴマークがついてます。
ですが非正規品にはないんですね。
また外観を見ただけでもそれぞれの機種で微妙におかしなとこがあります。
なのでプロは見ただけですぐわかります。
加えて、非正規品では作り自体がちゃちなものが多く、ネジが閉まらなかったり必要なパーツが足りなかったりと様々です。
正規店ではまずバレると思っていいでしょう。
正規ディスプレイと非正規店ディスプレイの違い
そもそも正規ディスプレイと非正規ディスプレイとは?
さてまずディスプレイですが「正規ディスプレイ」と「非正規ディスプレイ」とでは完全に違う部品になります。
正規ディスプレイ
正規ディスプレイはAppleの工場で作られ、正式にそれぞれのモデルのiPhone用として使われてるディスプレイです。
元々それぞれのiPhone用として設計されてるため、iPhoneのディスプレイとして十分な性能と安全性を持ってます。
アップルが性能からiPhoneとの相性、操作性まで入念に考えられテストも行なわれた品です。
その上で世に出されてる製品なので、特別問題のない安心できるディスプレイなんですね。
またApple正式のディスプレイのため、保証が効きます。何か問題があった時に無料や安い価格で交換してもらえるという点もありますね。
非正規ディスプレイ
次に非正規ディスプレイですが、こちらはAppleとは関係の無い会社が作ってる製品になります。
アップルとは関係の無い会社が、独自の技術で各iPhoneで使えるように製造した部品ですね。
アップルの設計を元に製造されてるわけでは無いので電圧や画質、操作性やiPhoneとの相性などアップル製に比べると品質は落ちます。
またアップル公認ではないためアップルの保証は効かなくなりますね。キャリアや他の会社の保証なども効かない場合があります。
加えて利用する場合は以降、正規店での修理は出来なくなるため注意が必要です。
正規ディスプレイのメリットデメリットは?
メリット
さて正規ディスプレイのメリットはAppleが製造してるので「値段、品質、性能、画質、操作性」など全てと言えます!
まず値段ですが、こちらはAppleの保証が効くため意外と安い値段になることが多いんですね。
保証が切れてても総額は非正規ディスプレイとあまり変わらない値段ということも多いです。
また公式のディスプレイなので品質が安定しています。
更に90日間の修理保証がつきサポートもその間コールセンターのサポートも無料になるんですね。これらは大きなメリットかと思います。
デメリット
デメリットとしては修理の予約がいっぱいで中々取れないということがあります。
お店の数自体があまり無いのですぐ予約が埋まってしまうんですね。
急ぎで困るとしても後々を考えると、非正規修理はやめといたほうがいいかと思います。
どうしてもということなら前のiPhoneや、中古の安い古いモデルのiPhoneで一時代用するのもありですね。
非正規ディスプレイのメリットデメリットは?
メリット
非正規店で交換をするため「予約がいらない」こちらかと思います。
正規店と違いたくさんお店があるのであまり待たずに出来るためですね。
他に強いてあげるとしたらお店によっては安いといったところでしょうか?
デメリット
デメリットはやはりアップルの製品ではないため「品質が低い」、これが一番大きいかと思います。
アップルの関係ないところで作られてる製品のため、品質にばらつきがあります。
また「安全性」「性能」「画質」「iPhoneとの相性」「値段」なども大きく不安があります。
非正規ディスプレイを使用した結果、電圧や諸々の違いから基盤(pc)が壊れたり正常にシステムが認識しなかったり画面が操作できなくなったりします。
他、様々な不具合も起きがちです。
時にはiPhone自体が壊れてしまうこともあるため注意が必要です。
非正規ディスプレイを付ける際に防水性能がなくなってしまうといった場合もありますね。
またアップルの製品ではないのでアップルの保証が効かず値段が高いという点もあります。
民間の保証も効かない場合が多いです。
以降、正規店の修理が受けれなくなるというデメリットもあります。
個人的には非正規ディスプレイはあまりおすすめしないですね…。
修理が出来るところ
さて修理方法となると大まかに3通りあります。
上記の3通りになります。
Appleの正規店(おすすめ)
こちらはAppleの直営店であるApplestoreやAppleへ直接申し込める修理サービス。
それにAppleから正式に委託を受けた修理の代理店(アップル正規サービスプロバイダ)が該当します。
カメラのキタムラやビックカメラ、クイックガレージなどの一部の店舗が該当しますね。
自宅で修理サービスを受けること、お店に持ってくこと、どちらも可能になってます。
基本的に店舗なら在庫があれば当日中。
在庫がない場合やネットや電話で申し込む修理サービスの場合は、一週間前後で修理が完了します。
正規の方法のため保証や修理品質がしっかりしており、また比較的簡単に済む方法でもあるため一番おすすめする方法です。
ドコモの保証があるならドコモで交換修理のが安いかも?
ドコモのケータイ補償サービスに加入してるならまずは正規店よりドコモのが安いかもしれません。
アップルケア無しで丸ごと交換修理が必要な時ですね。
その時はドコモの保証があるならドコモのが安いです。
アップルケアがあるなら正規店のが安いですが無いならドコモの保証のが安くつきます。
その場合はアップルや正規代理店ではなくドコモの電話窓口での申し込みです。
なのでドコモの保証が無いなら大手携帯会社もまずは正規店で修理をするという形になりますね!
ドコモの保証が無いならまずは正規店に持っていきましょう。
特に非正規でも良いよという方は非正規店でオッケーです。
予約が必須です。
予約は下記ボタン先のアップルサポートアプリ、リンクからwebページ、アップルコールセンターから
アップルコールセンター窓口 : 0120-27753-5
au,Softbank,Docomo(基本Docomoのみ)
こちらは各携帯会社で修理を申し込む方法になります。
大都市の一部しかないので基本例外です。
アップルか代理店。docomoは保証があるなら電話で申し込みましょう。
携帯会社は店舗受付をしてる店舗の方が少ないです。
いざお店に行ってもアップルに行ってと返される場合も多いです。
基本的に修理はやってないお店がほとんどです。
事前に店舗受付をしてるか確認してから行きましょう。
また取次のみでお店で修理をする店舗はさらに少なく、数日かかることも多いのでご注意ください。
※なお値段はAppleの基準と同じになります。
携帯会社の保証はそれぞれ適用のされ方が異なりますので先に確認しましょう。
- 各キャリアiPhone/iPad 修理取次の受付店舗一覧
Softbank iPhone/iPad 修理取次の受付店舗一覧
非正規修理店
正規の修理店以外にも修理を行ってるお店があり、こちらはAppleの認定を受けてない非公認のお店です。
安かったり予約不要だったりとメリットもありますが、保証が効かなくまた修理品質も不安があるというデメリットがあります。
こちらで修理を受けると以降、正規店で修理を受けれなくなったり保証が使えなくなったりといったデメリットもあります。
正規のパーツを使わず独自の修理方法で行うため、修理品質にも不安があります。
私はあまりおすすめ出来ない方法ですね。
予約の仕方
修理店の予約をするやり方は3種類あります。
- アップルサポートというアプリからの予約(おすすめ!)
- アップルのコールセンターへ電話しての予約
- アップルのウェブサイトからの予約
上記3つですね。順に解説します。
1.アップルサポートというアプリからの予約(おすすめ!)
まずこちらはアップルのアプリである「アップルサポート」というアプリを使って予約するやり方です。
appストアから無料でダウンロードできます。一番簡単で手間が少なくおすすめです。
手続きの際、特にIDやパスワードの入力など必要なく修理案内を進めるだけで簡単に予約ができます。
またもし予約枠が全て埋まっていても、入力が必要ないので何度も簡単に予約状況を見ることができます。
内容としてはお悩みの症状を選択し「持ち込み」で手続きを進め店舗を選択、予約枠が空いてれば予約を取る!という流れになります。
一番簡単で手間も少ないためこちらが一番おすすめです!
2.アップルのコールセンターへ電話しての予約
こちらはアップルのコールセンターへ電話して通話で予約を取るやり方になります。
手続きの際IMEI番号の入力が必要になり、また空いていても電話でやり取りをする間にその枠が他の人に取られて埋まってしまうことも多いです。
一見簡単そうですが、手順も多く何度手間になることも多いためおすすめ出来ないやり方です。
アップルコールセンター窓口 : 0120-27753-5
3.アップルのウェブサイトからの予約
こちらはアップルのサイトに、AppleIDとパスワードを入力して手続きを進め予約を取るやり方です。
手続きの際AppleIDとパスワードの入力が必要になり、また予約枠が全て埋まっていたら何度もIDとパスワードを入力することになります。
流れとしては症状を選択、修理方法を選択した後にAppleIDとパスワードを入力しその後店舗を選ぶという流れです。
もし店舗の予約枠が全て埋まっていたらまた初めからやり直しになります。
電話と同じく割と手間が多いためあまりおすすめは出来ないやり方になります。
予約ページは下記から
修理店の予約が取れない時
正規店での修理にはお店の予約が必要です。がそもそもお店の予約が一杯で取れない!という方も多いと思います。
その場合は店舗の忙しさにもよるのですが、実は予約が取れなくてもiPhone修理を依頼できるやり方があります。
解説しますね。
- アップルの配送修理サービスを利用する
- 予約できなくても店舗に直接行ってみる
1.配送修理サービス
こちらは単純ですね!
お店の予約が取れないのならお店は諦めてアップルの配送サービスを利用しよう!というやり方です。
ざっくり内容としては申し込むと専用の箱が自宅に届き、壊れたiPhoneをアップルに送り修理されて帰ってくるというものです。
最後に内容に応じての支払いです。
予約も必要なく電話やネットで修理を申し込めます。
どうしても予約が取れない場合には7の圏外問題ではリスキーですが、配送修理サービスを利用するのもありかと思います。
難点としては交換中は約1週間、手元からiPhoneがなくなってしまうことですね。
申し込み方法は持ち込みの時と同じく「コールセンターへの電話」「アップルのウェブサイト」「アップルサポートアプリ」からとなります。
2.予約できなくても直接お店に行ってみる
こちらはある意味裏技になり時期や店舗の忙しさにもよる話になります。
修理店は基本的に予約以外は受け付けていません。
ですがキャンセルが出たり修理が早く終わって時間が空いたり、余裕がある時は予約外の修理をすることがあります。
そして実は結構キャンセルで時間が空くことは多いので、直接行くと待った後にやってくれることも多いんですね。
なので直接行くとiPhoneの修理ができる可能性はあるので、どうしても予約が取れない場合は試してみるのもありですね。
難点としては忙しい時期やお店だと断られることが多いこと。
午前中など早い時間じゃないとやってもらえない場合が多いこと。
加えて結構待ち時間が長くなるのが多いことですね。
あと、お店の人が忙しい時に予約なしだと、あまり良い顔をしないというのもあります(笑)
今現在はこうですが、アップルの方針次第では急に出来なくなることもあるのでご容赦ください。
iPhoneを修理に出す前の準備
修理に出す前にやっておいたほうが良い準備があります。欠かさずやりましょう。
バックアップを取りましょう
修理でデータが消えてしまうこともあります。必ずバックアップを取りましょう。消えてしまったらとても悲しいです。
itunseとiCloudで取ることが出来ます。
itunseでのやり方はPCつないでitunse開いて保存するだけです。
正直めちゃくちゃ簡単です。
保証の確認をしましょう
AppleCare+があるかどうか。またキャリアの保証も確認しておきましょう。
特にDocomoだと修理が終わった後にもっと安く出来たのに…ということがありえます。
Appleの保証、各キャリア保証は下記のページから確認出来ます。
入力欄に設定から見れるシリアル、もしくは15桁数字のIMEI番号を打ち込みましょう。(IMEIは6以前なら筐体背面、6s以降ならピンを使って開けるSIMトレイに印字されてます)
au 修理代金サポートご利用の手順
au修理代金サポートセンター 0120-914554(9:00~20:00)年中無休(9:00~20:00)
Docomoケータイ補償サービス for iPhone & iPadについて
「ケータイ保証お届けサービスセンター」 0120-210-360
iPhoneを探すをオフにしよう
こちらは設定や「iPhoneを探す」のアプリ、「iCloudアカウント」から解除できます。
解除にはAppleIdとパスワードが必要です。
解除しておかないとお店まで行ったのに修理できない!ということもあるので必ず解除しておきましょう。
お店で2時間も3時間も電話でアップルとやりとりすることになりかねません。
まとめ
正規ディスプレイと非正規ディスプレイは
「値段」、「修理品質」、「画質」、「保証」、「操作性」、「サポート」、「安全性」
全てが非正規ディスプレイは劣るものになります!
個人的には正規ディスプレイのが時間はかかってもずっとお得かと思いますね!
ディスプレイに限らず非正規修理は後々高くつきがちです。
参考記事 iPhoneの正規店での修理と非正規店での修理の違いとメリットデメリット。
参考になりましたでしょうか?
参考記事 [iPhone11~5s]画面割れの修理代は?交換は?安い修理のやり方から対処法まで